出会いがない!障害者の深刻な恋愛事情とは

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「障害者、出会い」で検索すると、「障害者、出会いがない」という検索結果が出てくるほどに、障害者がパートナーと出会うのは難しいです。

そんな現状と、障害者がきちんと恋愛するための対策案をご紹介いたします。

出会いの場

「出会いがない」と言われながらも結婚する方は少なくありませんし、数はかなり少ないながらも、「障害者の婚活」というものも存在します。

マッチングサービス

健常者でいうところの結婚相談所のように、障害者も結婚相談所が使えます。

ただしそこでのカップル成約率は高くありません。

健常者と障害者とがいれば、多くの方は健常者を選びます。

それに加えて「障害者」へはかなりの偏見があり、健常者と同じようにはいかない現実があります。

  • 体が動かない、厄介な病気を持っている
  • 頭がおかしい、話が通じない
  • 一緒にいると自分もおかしいと思われる
  • 自分が介護しなければならない

以上が障害者に対する大まかな偏見ですが、最後の「自分が介護しなければならない」というものは、恋愛や結婚をする上で致命的とも言える欠点となります。

なのでもし障害者が結婚相談所を利用しようと思えば、健常者用の相談所ではなく障害者にも適応した結婚相談所に相談する必要があります。

マッチングアプリ

マッチングアプリには、健常者と障害者がかなりの違いがあります。

以下ではその違いと、それによる問題点2つを上げていきます。

健常者と障害者とのアプリ性能の差

GPSも発達し、同じマッチングアプリを入れている者同士がすれ違うとお知らせメッセージが来る、というところまで技術の発展しアプリも更新され続けている現代ですが、障害者のマッチングアプリはそう多くなく、そこまで発達してもいないのが現状です。

また、仮にそこまで発達していても、街中ですれ違えるような「外出のできる」障害者は健常者とも出会う機会が多いため、そんなアプリは必要ありません。

さらに、精神障害者も身体障害者も、重度になると外出が困難となります。

外出が困難な障害者にそんなアプリは必要ありません。

こうして健常者と障害者とでマッチングアプリにすら差が出てきます。

アプリが出会いに結びつくか

障害者では、アプリで知り合った人と現実でも会えるかというと、課題が山積です。

  • 自分が移動できるか
  • 相手が移動できるか
  • できない場合、移動支援サービスは使えるか

会ってみて、「やっぱり違うからやめよう」というようにはいきません。

重度の身体障害者の場合は会えるかどうか自体が鍵となります。

移動支援サービスは多くの場合「県をまたいでの移動」に対応していません。

介護人と何らかの手段で移動することになります。

相手と2人で会うことが難しければ、金銭面や介助量から考えて会うこと自体難しい現実があります。

出会いの場にかかる料金相場

マッチングサービスでもアプリでも、問題になるのはその使用料です。

健常者にとっては大した額ではなくても、障害者にとっては高額となることもあります。

その原因について見ていきましょう。

相談所の利用料金

結婚相談所はもちろん有料です。

健常者同様に費用がかかりますが、入会して面倒を見てくれるような相談所はあまりに少ないので、障害者用の婚活パーティーを開催する事業所があるという程度です。

その相場はパーティー1回参加につき4000円ほどと、ほぼ健常者と同じくらいです。

ただしその積み重ねはとても重く、収入の少ないことの多い障害者にとってはかなりの負担となります。

アプリの利用料金

アプリのインストールは無料のものが多いですが、実際に会うとなれば費用がかかります。

  • 交通費
  • カフェやレストランなどの場所代
  • 介助人の人件費、交通費

1人で移動できる障害者ならともかく、介助が必要な障害者に常につきまとうのは最後の「介助人にかかる費用」であり、移動や飲食も人が2人になるわけですから、その分倍以上の費用がかかります。

会うだけで人件費がかかるというのは、健常者には無い点です。

障害者の給料

これだけ「出会い」を求めるだけで費用がかかりながら、障害者の収入は高くありません。

重度であれば働けませんし、軽度であっても社会的差別からかなり安い賃金で働かされます。

障害者手帳を持っていれば障害年金や障害者支援として国からの給付金もありますが、それらはあまりに安いです。

健常者が生活するには、

  • 家賃
  • 光熱費
  • 水道代
  • 食費
  • 交際費
  • 趣味、娯楽代

などで良いでしょうが、障害者には

  • 介助人への給料
  • 病院や施設への通院費
  • 薬代、装具代

などの費用がかかることを忘れてはなりません。

健常者が最低限暮らすだけでも厳しいなら、障害者にとってはもっと厳しい額なのです。

健常者が娯楽に回す費用を、障害者は生きるための費用に回さなければならないことも多くあります。

障害者手帳を見せると料金が割引になる施設もありますが、それはこうした「障害者ならではの生活費のかかり方」からきていることを忘れてはなりません。

多くの障害者は収入が少ない上に、補助制度を使ってもコストはかなりかかります。

そこへ出会いのためのパーティーに参加したりアプリで知り合えた人に会いに行ったりするなどの余裕があるかといえば、「ない」と答える障害者の方が多いでしょう。

障害者が恋愛をするには

障害者がパートナーと出会うにはかなりの障害があることがおわかりいただけたでしょう。

これらへの対策としては、

  • 移動費の少ない、地域密着型の障害者を含めた婚活パーティーを開催する
  • 現実に会うときの場所代を負担するマッチングアプリを提供する

など、支援の必要な点を埋めていくのが良いでしょう。

支援して欲しい点は障害者個人によっても違いますが、一般的に足りていない支援はこれら2つです。

障害者が健常者と同じように恋愛をするために、まず出会いの場をどう提供するかは、障害者の恋愛や結婚を支援する上で欠かせないのです。