ディズニーデートでは障害を隠せ!?ディズニーが支援するものとしないもの

ディズニーデートでは障害を隠せ!?ディズニーが支援するものとしないもの「サムネイル」

恋人の聖地ともいうべき東京ディズニーランド。

ディズニーランドではしゃいだり、ディズニーシーで少し大人な雰囲気を楽しんだりしたあとにディズニーリゾートホテルに泊まるという鉄板のプランに予約が殺到し、クリスマスやバレンタインなどのカップルのイベントには、半年前からでないと既に予約が埋まっているという大人気を誇るディズニーワールド。

「予約してしまったからそこまでは別れないでおこう」なんていうカップルもいるほどです。

今回はそんな超人気の東京ディズニーランドが障害者に「提供するもの」と「しないもの」をご紹介いたします。

ディズニーが障害者に提供する支援

超大人気のディズニーですから、当然障害者への支援もあります。

アトラクションやホテル内の設備の詳細についてはディズニー公式サイトに記載があり、PDFのダウンロードもできますので、気になる方は要チェックです。

https://www.tokyodisneyresort.jp/

ここでは概要をご説明させていただきます。

僕の友人に事故で両足を失った友人がいるのですが、何も知らないでディズニーランドに行って痛い目にあったと言う話を聞いたので障害者の方に必要な情報だと思います。

ゲストアシスタンスカード

ディズニーが提供する中でも最たる障害者支援サービスが「ゲストアシスタンスカード」です。

妊婦さん、心臓疾患のなる方などへの配慮は遊園地全般アトラクションの前に注意喚起がありますが、このゲストアシスタンスカードは身体障害者手帳、精神障害者手帳、療育手帳という手帳所持者や、疾患があったり、手帳は持っていないけれど障害があったりするという方が持てるカードです。

申し込みは公式サイトからできますが、配布が終了してしまうこともあるのでお気をつけてください。

このカードがあると、アトラクションはもちろん、キャラクターに会えるキャラクターグリーティング施設、レストランなどでスタッフに配慮してもらえます。

逆にゲストアシスタンスカードが無いと配慮してくれないと言う意味なのかな?

具体的には、
  • 車イスのまま入場できる(身体障害者用)
  • アトラクションへの乗降のお手伝い
  • グリーティング施設でのスケール模型へ触る(視覚障害者用)
  • 点字メニューを渡す(視覚障害者用)
  • 列に並べない場合、代行者が並んでおいて、自身は別のところで待つことが許される

などです。

たまに代表者1人が並んでおいて他の方は他のアトラクションに乗っていて、列が短くなると合流するというグループも見かけますが、見ている側は割り込みに感じて良い気分のしない方が多いでしょう。

そうした罪悪感めいたものを感じる必要なく別の場所で待っていて良いというのは、列に並べない障害者にとっては少し心の負担が軽くなることもあります。

メリットありますね。

バリアフリー

ディズニーの敷地内ではバリアフリーが導入されており、

  • ちょっとした段差にもスロープをかける
  • オストメイトを含む多目的トイレがある
  • 点字を多くの場所で導入している

などの車イスや杖ユーザー、視覚障害者、人工肛門手術をされた方に配慮されたつくりになっています。

「食事制限のある人のみ、お弁当などの持ち込みが許されることがある」というのも斬新な試みのひとつです。

ただ多目的トイレの数からも、残念ながら圧倒的に健常者へ向けられた場所です。

ディズニーランドもディズニーシーも広いのでトイレ問題は、我慢せずに早めに行動した方が良いですね。健常者だってあの広い敷地の中でトイレを探すの大変だし、着いたと思ったら混雑している事は、日常茶飯事です。心配な方は、週末や祝日などでなく平日の利用が比較的空いておりストレスを軽減できるでしょう。

リゾート内のバリアフリー施設マップはこちら

https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/bfree/map.html

ディズニーが障害者に提供しない支援

大人気のディズニーでも配慮しきれていない点は、実は多数あります。

中でも障害者から見て配慮の足りない2大ポイントについてご紹介します。

健常な同伴者が必須

これはとても大きな問題なのですが、ディズニーランドでもディズニーシーでも、障害者が入場するには必ず「健常者の同伴」が必要なのです。

障害者同士のカップルでディズニーデートを考えていらっしゃる方には大変悲しいお知らせです。

もちろん、障害をもってしまったけれど1人でディズニーに行きたいという方にとっても悲しいお知らせです。

障害者だけで入場する事できないんだ!

支援がないので気をつける事
  • 車イスを押すサービスはない
  • 代わりに並んでくれるスタッフはいない
  • トイレを介助してくれるスタッフはいない
  • 視覚障害者を誘導するスタッフはいない
  • ベジタリアン対応食には時間がかかることがあり、食事制限者に対する食事は提供していない
  • 障害の度合いによっては、アトラクションに乗ることを断られる

つまり、「ここまでは支援するのであとはご自身と同伴者で」という線引きのはっきりした場所なのです。

先ほどご紹介したゲストアシスタンスカードが有益な場合もありますし、カードを持っているからこそ搭乗を断られてしまうアトラクションもあります。

少なくとも、ゲストアシスタンスカードすら「同伴者がいる設定」の上で成り立っていることは事実です。

バリアフリーであってユニバーサルデザインではない

障害者だからこそ気になる点かもしれませんが、ディズニーが提供しているのは「バリアフリー」であって「ユニバーサルデザイン」ではないのです。

バリアフリーは、障害者が健常者と同じように過ごせるための設備や概念を提供することです。

ユニバーサルデザインは、障害者や健常者など関係なく、誰もが使いやすく過ごしやすいデザインや空間を提供することです。

この2つの間には絶対的な差があります。

それは「障害者を障害者として見るか」です。

ディズニーはアトラクションを提供しているからかもしれませんが、障害者をまだ障害者として、サポートがないと健常者と同じように楽しめない存在として捉えているのです。

障害者といっても様々な状況があるから対応しきれないですかね。また、重度の方への対応をディズニー運営側が行うのは課題が多く困難なんでしょう。

最後にトラブル防止の為に

ディズニーがゲストアシスタンスカードを配布したりアトラクションの搭乗を止めたりするのは安全面に配慮してのことですが、すべてのアトラクションに乗ろうと思えば、障害を隠すのが最適といえるでしょう。

ただ隠せない障害もありますし、ここで障害を隠すことをお薦めしてケガをされてしまうのは悲しいですから、障害を隠して利用する事は避けましょう

ただ、「ディズニーで健常者のようにデートして恋人気分をただ味わいたいだけ」という方にとっては、とても障害が多い場所です。

どうかお気をつけてくださいませ。