障害者の恋愛は難しい?健常者と付き合う違いとは

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ドラマ「パーフェクトワールド」でも取り上げられたように、障害者と恋愛をするにはとてつもない障害があります。

障害者自身が考える「障害者が恋愛するときの障害」について書いていきます。

障害者の結婚の割合

障害者だから結婚が難しいかというとそうではありません。

内閣府の発表したデータでは、

  • 身体障害者では配偶者有りが6割程度。
  • 知的障害者では配偶者有りはかなり少なく、大半は親や兄弟姉妹と暮らしている。
  • 精神障害者では配偶者のある者は3分の1程度。
内閣府発表の配偶者の有無

内閣府基本的統計より障害者数など

との報告が上げられています。

身体障害者では特に、結婚している人は少なくありません。ただしそこに至る経緯が難しいのです。

障害者と健常者のカップルは?

障害者と健常者のカップルの場合、恋愛の障害となるのは、ずばり障害者自身の申し訳なさです。

これから「申し訳ない」と感じる点を並べていきます。

社会の目の冷たさ

付き合っていれば、相手は否応なしに社会の目にさらされることになります。

この社会の目はとても冷たく、自分が障害者になってしまうかもしれないのに、そんなことは知らんぷりで奇異の目や嫌悪の視線を浴びせてきます。

それは障害者自身が1番よくわかっています。

それを恋人に浴びせてしまうことになるのが申し訳ないのです。

障害者と健常者の間には目には見えないけれど明確な「線」があります。

その「こちら側」へ、本来なら「あちら側」から眺めていてても良い人を巻き込んでしまうのが申し訳ないのです。

相手を想うからこその不安

健常者と付き合っているときにどうしても拭えないのが、相手への配慮と、自身の不安です。

  • 相手にはもっと気軽に付き合える人がいるのではないか
  • 相手にはもっと素敵な人がいるのではないか
  • 相手にはもっと手のかからない人がいうのではないか
  • 自分は相手にふさわしくないのではないか

障害者同士で話していても、最後のものが1番強いです。

相手を愛するがゆえに、離れる選択肢を自ら選んでしまう。

これが1番、障害者と健常者のカップルで障害になることです。

障害者と障害者のカップル

ならば障害者同士で付き合えば良いのではないか、と思いますが、それはそれで難しさが伴います。

もっている障害によっては、障害者と健常者のカップル以上に苦労することになります。

身体障害者と身体障害者

身体障害者同士のカップルであれば、程度の差によってどちらかが介助に回るか、介助してくれる人を雇ったりしてまだ平穏に暮らせるかもしれません。

これが「身体障害者の結婚率が比較的高い理由」でしょう。

身体障害者と精神障害者

身体障害者と精神障害者のカップルだと、精神障害者が不安定なときに身体障害者側が体調不良でフォローできないことがあり、精神障害者側が癇癪を起こしたり、症状を悪化させるケースが少なくありません。

友人にもいましたが、依存先を複数作ったり浮気を良しとしたりするなど、かなり「カップル」という言葉からかけ離れたことになりました。

また、身体障害者が体調を崩したときに精神障害者側が面倒を見切れるかという問題もあります。

精神障害者と精神障害者

精神障害者同士のカップルは、その疾患名や症状にもよりますが、私が見てきた中では最悪のケースが多かったです。

精神障害をどちらも抱えているので、一緒に励まし合えれば理想ですが、そこまでの余裕がなく、どちらかに引きずられてお互いの症状を悪化させることがとても多いです。

冷静中立な方が間に入れればいいのですが、残念ながらそういったカウンセリングは「必要な時に利用できない」のが現状です。

障害者の雇用

障害者が必要な時に必要な支援を受けられれば良いのですが、それには費用がかかります。

障害者は割引が利くから羨ましいというのは一部の理解ない健常者の言い分であって、障害者は雇用してくれる先を見つけることも容易ではありません。

就労支援A、Bという言葉があります。

雇用されにくい障害者のために国が作った制度です。

しかし障害者の数は国の予想よりはるかに多く、雇用されなければ収入がなく、収入がないから充分な支援も受けられない、介助者も雇えないという現実があります。

障害者との恋愛は難しい

障害者との恋愛は、そうした精神面や資金面から考えても難しいのです。それに加えて性生活の充実もとなると、健常者と付き合うのとはわけが違います。

  • それでも良い
  • 愛しているから

という方はぜひ、その方とのお付き合いを続けてください。

  • 自分はそこまで面倒を見切れない
  • 収入が不安だ

などの理由のある方には、お付き合いをおすすめしません。

障害者も、自分が障害者になった時点である程度の覚悟はしています。

ただ障害者も人間ですから、気持ちをもてあそぶようなことはしないでくださいね。

以上が障害者との恋愛が難しいと言われる由縁ですが、いかがでしょうか。

障害者の気持ちへの理解が進んで、「障害者との恋愛は難しい」なんてことを書かなくても良いようになればと思います。